6日夜、土砂崩れに遭った西松浦郡有田町赤絵町のJR佐世保線。土砂は線路に限らず、近くの寺院にも流れ込んだ。運休は通勤や通学に影響し、沿線の高校では休まざるを得ない生徒も出た。

 「ゴーと大きな音がして、竜巻かと思った」。法元寺の住職中野学遠(がくおん)さん(56)は、座敷になだれ込んだ土砂や倒木を見つめながら振り返る。神奈川県から帰省していた姉を含め6人がいたが全員無事で、胸をなで下ろした。有田にとって7月は盆行事を行う「大切な時期」。8日の供養は中止を余儀なくされた。「檀家(だんか)に迷惑は掛けられない。どうにかしないと」。日程調整に追われている。

 線路では7日午前8時ごろから土砂の撤去が始まった。小雨が時折降る中、JRや関連会社の約30人が重機などを持ち込み作業をした。再開するにはのり面の補強や、切れた通信ケーブルの整備も必要になる。

 有田工業高校では午前8時半の始業時、生徒578人中、2割近くの105人が登校せず、最終的に90人が休んだ。大半が佐世保線を使う生徒とみられる。

 全校生徒780人中240人が佐世保線を利用する武雄高校は、始業を1時間遅らせたが、運休が理由の欠席者が約30人に上った。

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