3月末での辞職理由を説明する佐賀県教委の古谷宏教育長=佐賀県庁

 佐賀県教育委員会は15日、古谷宏教育長(61)が31日付で辞職すると発表した。任期を1年余り残しての辞職で、山口祥義知事は後任の教育委員選任の人事議案を開会中の2月定例県議会に提出する方針。

 古谷教育長は記者団に対し、高校再編の計画策定や特別支援学校へのスクールバス導入のほか、県の教育情報システムへの不正アクセス事案を受けたセキュリティー対策や研修の強化などを挙げ「こうした懸案に一定道筋をつけることができ、区切りをつけさせていただきたいと考えた」と辞職の理由を説明した。

 不正アクセス問題の引責の側面を問われると、「(今後の)道筋をつけることが自身の職責と考えて(対策を)とりまとめて、その区切りがついたことが気持ちの中の整理の一つ」と答えた。

 2月中旬に山口知事に「口頭で辞意を伝えた」と言い、今月13日に辞職願を知事と教育委員会に提出、15日の臨時教育委員会で同意された。

 古谷氏は1978年県に入庁。職員課長、県教委副教育長などを経て2010年4月からくらし環境本部長を務め、山口知事就任後の15年5月に教育長に就いた。任期は18年5月28日までだった。

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