東京商工リサーチ佐賀支店が発表した佐賀県内の2016年11月の倒産件数(負債額1千万円以上)は前年同月と同じ5件で、97カ月連続で一けた台となった。負債総額は前年同月の6・5倍増となる10億4200万円だった。

 業種はサービス業が3件で、製造業と小売業がそれぞれ1件ずつ。すべて法的倒産で破産4件、民事再生法1件だった。原因は5件とも「既往のしわ寄せ」。6億円、2億円を超える案件が1件ずつあり、負債総額は2016年で2番目の高さだった。

 同支店は「金融機関の柔軟な姿勢により倒産の抑制傾向は続いているが、生活に密着した小規模企業の倒産が目立つ」と指摘。今後については「将来性が見込めない企業の選別が進む恐れがあり、中小企業の息切れ倒産増加が懸念される」と慎重な見方を示す。

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