CFによる資金調達で、県産米を使った日本酒や米菓の新ブランド「肥前浜宿」の販売促進を目指している峰松一清社長=鹿島市の峰松酒造場

 佐賀銀行(佐賀市、陣内芳博頭取)が、インターネットでアイデアを紹介し資金を募る「クラウドファンディング(CF)」に乗り出す。日本最大級のCFサイトを運営する「サイバーエージェント・クラウドファンディング」(東京都)と連携し、県内企業の利用を推進。地域資源を生かした商品開発などを後押しし、県内経済の活性化につなげる。

 具体的な事業としては、資金提供者に商品やサービスなどを提供する購入型CF「Makuake(マクアケ)」を県内企業に紹介。CFを利用する意向があるかを聞き取り、サイバー社側に仲介していく。昨年12月13日に業務連携・協力の覚書を交わした。

 第1号案件として、峰松酒造場(鹿島市、峰松一清社長)が取り組むプロジェクトの資金調達を昨年末から始めている。佐賀県産米を使った日本酒、米菓の新ブランド「肥前浜宿」の販売促進を目的とし、出資額は5千円から10万円まで選べる。出資者には返礼品として酒とあられを贈るほか、出資額に応じて田植えや酒造り、杉玉作りなどを体験してもらう。調達目標額は100万円。

 マクアケは、運営会社の親会社「サイバーエージェント」のブログサイト「Ameba(アメーバ)」と連携、同行の担当者は「幅広い方にプロジェクトを知ってもらえる可能性が高く、すでに実績があることから連携を決めた。県内企業が新たな顧客を開拓するきっかけにもなれば」と話す。

 金融機関がCFに関わる事例としては、佐賀共栄銀行などでつくる「CF活用サポートセンター佐賀」が昨年4月から、購入型CF「FAAVO(ファーボ)佐賀」を運営している。

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