リーグ戦のスタメンから8人を入れ替えて臨んだ新潟とのルヴァン杯初戦。鳥栖は試合終了間際のゴールで目前にした勝利を、ロスタイムの失点で逃した。フィッカデンティ監督は「勝てた試合を落としてしまったことは残念」と悔やんだ。

 「練習への取り組み方を見れば、試合に出て当たり前の選手たち。今やっていることをグラウンドで表現してほしい」と送り出した指揮官。その期待にイレブンは奮闘した。前半22分、「(スタメン組の)競争相手になれるよう、結果を残す」と臨んだMF水野がクリアボールを冷静に左足で決める。展開は上々に思えた。

 ただ、守備の連係などに詰めの甘さも見えていた。後半、早い段階で攻撃に厚みを加える選手起用を行った新潟に、そこを突かれる。21分、スピードのあるFW鈴木の突破から、リーグ戦2得点と状態のいいMF田中にゴールを奪われた。終了間際にMF高橋が値千金のゴールを決めた1分後にも、再び田中にディフェンスラインの裏に抜けられた。「誰が出ても勝つことが理想の形」と意気込んでいたDF三丸は、「全部において足りない」と肩を落とした。

 リーグ戦の3試合、チームとして試合内容に手応えがあっただけに勝ち切れなかったのは痛い。だが控え組が実戦で得た課題は今後の糧になる。「ここから勢いに乗るためにも一つ一つのプレーの精度を上げていかないと」と水野。ピッチで得た感覚をチームの活性化に生かす。

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