会場には、日本国内を旅して描いた大小さまざまな風景画13点を展示している=唐津市近代図書館

 唐津市刀町出身の洋画家で、学習漫画家としても活躍した秋玲二さん(本名・古川善男)の作品展が、新興町の唐津市近代図書館美術ホールで開かれている。日本国内を旅して描いた大小さまざまな風景画13点に、情景を詠んだ短歌を添えている。観覧無料。25日まで。

 秋さんは1928年に旧制唐津中学校を卒業後、東京で小学校教諭をしながら漫画と油絵を描き始め、後に独立。62年に小学館漫画賞、85年に日本漫画家協会選考委員特別賞を受賞するなど活躍した。

 作品展は「秋玲二さんの日本ぶらり旅」と題し、福島県や奈良県などの風景を描いている。マジックペンで輪郭を描いたり、陰を線で表現したりするなど漫画的技法を用いた油絵が特徴。全ての作品に、絵を描いた時の心情などをつづった短歌やコメントも添える。東京の晴海埠頭に停泊する船を描いた「黒い船」には「唐津生まれのせいか海が好きで、船が好きである」と添えている。同館担当者は「絵と言葉で、秋さんと一緒に日本を旅している感覚を楽しんでほしい」と話す。

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