佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画について、佐賀新聞社が実施した県民100人アンケートで、9割が計画を「知っている」と答えた。「空港西側への駐屯地整備」「目達原駐屯地(吉野ケ里町)のヘリ部隊移駐」は4割以上が認知していたが、計画の内容を「知らない」とする回答も2割に及んだ。オスプレイ導入の目的では「沖縄の基地負担軽減」を挙げた人が3割近くを占め、本来の目的である「佐世保に新設する水陸機動団の輸送」と答えた人はいなかった。

 計画の認知度では、「知っている」が90%、「知らない」が10%。計画の内容で知っていること(複数回答)では、「空港西側に駐屯地を整備」50%、「目達原駐屯地のヘリ部隊を移駐」41%、「利用する空港施設は滑走路」18%などとなっているが、「知らない」も19%に上る。そのほかに「空港北側に米軍基地ができる」「米海兵隊も来る」の回答があり、計画の概要が十分に認知されていない状況もうかがえる。

 オスプレイ導入の目的に関しては、57%が「知っている」、「知らない」は43%だった。ただ目的に関する回答で最も多かったのが「沖縄の基地負担軽減」で、「知っている」人の25%を占めた。次いで「国防強化」14%、「島しょ部(離島)防衛」が12%。「災害時の救援」「防災拠点」を挙げた人が2人いた。

 島しょ部防衛の即応部隊としてオスプレイと一体運用される水陸機動団を「知っている」は19%にとどまり、「知らない」は81%に上った。

 オスプレイについて知っていること(複数回答)を尋ねると、「垂直離着陸型の航空機」が67%、「戦闘機ではなく輸送機」が55%、「米海兵隊が沖縄に配備」が54%、「両翼端のプロペラの角度が変わり、プロペラ機のように飛べる」40%と続いた。その他には、事故に関する回答が目立ち、「事故率が高い」18%、「事故が多い」13%となっている。

 計画に対する賛否は、「賛成」「どちらかといえば賛成」が合わせて34%だったのに対し、「反対」「どちらかといえば反対」が36%、「分からない」が27%。賛否が拮抗(きっこう)するのは、昨年秋に実施した佐賀新聞の世論調査(回答600人)と類似した結果となった。

 アンケートは、オスプレイ配備計画を県民がどれだけ知っているかをみるため、4月20日~5月8日に佐賀新聞記者が18歳~77歳の100人(男性49人、女性51人)から聞き取りした。

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