インタビューに答える西武の辻発彦新監督

 現役時代の1995年以来、22年ぶりに西武のユニホームを着てシーズンを戦う。辻発彦新監督(58)は3年連続でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃したチームの再建を託され、引き締まった表情で思いを語った。【共同】

 -引退後は他球団のコーチを務めていたが、どんな思いで古巣を見ていたのか。

 「12年間お世話になったチームだし、チームの勝ち負け、優勝した、しないは気になっていた。ただ、チームはずっと勝ち続けることはできない」

 -勝ち続けた80年代からの黄金期と現在の違いは。

 「当時はバランスが良かった。先発投手が豊富で、中継ぎ、抑えがしっかりしていて。打線もレギュラーが固定されていて、足も長打力もあった。当時の西武は抜け目がなく強かった」

 -2008年以来、遠のくリーグ優勝への思いは。

 「当面の目標は最低でもCSに出てということになるだろうけど、ただ、そこを目指しているわけではない。どんな戦力であれ、パ・リーグ優勝を目標にやる。チームが強くなるためには、競争を勝ち抜いて試合に出るという形でやっていかないと駄目」

 -炭谷と森が争う捕手、本命不在の遊撃手について。

 「森も成長して、捕手としてしっかりいけるということにならないと、守りにひずみが出てくる。遊撃もこれからの競争。抜けている選手はいない。結果を残した選手がということ」

 -キャンプのスローガンは。

 「一番はチーム内の競争。レギュラーをつかむ、1軍の切符をつかむというところで、チーム内の競争があればいい。(競争相手がけがをしたら)ラッキーとは思わないけど、チャンスが来たと思うはず。そういう競争の気持ちでやらないとチームは勝てない」

=略歴=

 辻 発彦(つじ・はつひこ)佐賀東高から日本通運を経て84年にドラフト2位で西武入団。93年に首位打者に輝き、二塁手としてゴールデングラブ賞を8度受賞。99年に引退した後はヤクルト、中日などでコーチを務めた。58歳。佐賀市出身。

このエントリーをはてなブックマークに追加