進出協定を締結し、握手を交わす東洋ビューティの瀧見良平社長(中央)と山口祥義知事(左)、松本茂幸神埼市長=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 化粧品受託製造で国内大手の東洋ビューティ(大阪府大阪市、瀧見良平社長)は15日、神埼市千代田町に新工場を建設すると発表した。三重、栃木県に次ぐ国内3カ所目の生産拠点で、投資額は約50億円。11月に着工、2019年1月の稼働を予定している。

 同社はユニリーバ・ジャパン(東京)など大手化粧品メーカーの受託製造を手掛け、17年4月期の売上高は210億円。千代田町の南部工業団地の敷地約3万9千平方メートルを取得し、建築面積約1万3千平方メートルの工場建設を計画している。

 神埼市への進出は、自然災害が他地域よりも少なく、生産拠点のリスク分散が図れることや、高速道路や佐賀空港へのアクセスの良さも考慮した。工場新設に伴い、25年までに約120人を新規雇用する計画で、新工場の初年度の売上高は37億円、5年目で74億円を見込む。

 佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で同日、県と神埼市との進出協定を結んだ瀧見社長は「創業77年目で佐賀の地に進出できて気が引き締まる思い。住民に愛される工場を目指したい」と抱負を語った。

 県や唐津市が化粧品産業の集積を目指している「唐津コスメティック構想」への参画も検討しており、山口祥義知事は「構想に関心を寄せてもらい喜ばしい。さらなる雇用創出も期待したい」と述べ、松本茂幸神埼市長は「地域の発展に貢献してほしい」と話した。

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