九州豪雨の被災地は9日、激しい雨から一転、30度を超える厳しい暑さに見舞われた。8日には熱中症や脱水症状を示すなど体調を崩す住民も出ており、各自治体は被災者らの体調を懸念する。避難生活が続く中、連絡の取れない幼なじみの安否を心配する被災者の姿もあった。

 「早く見つかってほしい」。福岡県東峰村の保健福祉センター「いずみ館」。村の女性(67)は、小さい時によく遊んでいたという女性の行方を気遣った。

 大分県日田市の大明小中校体育館には、冷房設備がなく、21人の避難者の中には汗だくになっている人もいた。市は数キロ離れた冷房設備のある別の避難所への移動を呼び掛けたが、夫と避難中の井上富士子さん(78)は「自宅やかかりつけ医も近く、動きたくない」と困惑気味。車の運転ができず、離れると移動が大変になるという。

 福岡県朝倉市は被災者らの要望を受けて、未設置の避難所に冷房設備設置を進めていく方針だ。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加