原子力規制委員会は13日、九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)が再稼働の前提となる新規制基準に適合していると認めた「審査書」を、18日の定例会合で議論することを決めた。委員の了承が得られれば、審査書は正式決定され、合格となる見通し。

 合格となるのは、原子炉の構造や設備、事業者の技術的能力が新規制基準を満たしているかをみる「設置変更許可」の審査。その後も各施設の詳細設計に関する「工事計画」や運用管理体制を定めた「保安規定」の審査、認可手続きが残っている。

 加えて、地元同意を得る必要もある。佐賀県の山口祥義知事は再稼働を容認する姿勢を示す一方、県内各界の代表からなる委員会を立ち上げるなど判断までには広く意見を聴くとしている。

 再稼働時期について、九電の瓜生道明社長は当初、3月末までを目指していたが断念し、現在は目標時期を示さず、「できるだけ早く」としている。再稼働した原発はいずれも審査合格から再稼働まで1年程度かかっている。

 九電は2013年7月12日、川内原発より4日遅れで玄海3、4号機の審査を申請した。規制委は昨年11月9日に審査書案を了承し、公募で寄せられた約4200通の科学的、技術的意見を精査している。

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