佐賀女子短期大の1年生らとタマネギの葉と根を切る作業に当たる山口祥義知事(中央)=白石町今泉

 佐賀市の佐賀女子短期大の1年生が16日、白石町でタマネギの収穫を体験した。28人が収穫と選果、箱詰め作業を行い、山口祥義知事も全国的な知名度がある佐賀産タマネギの視察を兼ねて参加。地域の保育園児たちも加わり、大にぎわいの収穫体験となった。

 学生たちは栄養士の資格取得を目指すコースに所属し、同短期大が白石町と連携協定を結んでいることから町や農協が協力し実施した。JAさが白石地区青年部の木室哲郎部長(36)の圃場(ほじょう)と作業場で、引き抜かれたタマネギの葉と根を切り、選果機で大きさをそろえ箱詰めする一連の作業を体験。野口茉莉香さん(18)は「体験してみたかったのでよかった。選果作業はずっと同じような体勢なので腰が痛かった」と苦笑していた。

 山口知事は昨年末、木室部長が県内初の定植機を導入したことに合わせて植え付けを体験し、今回もその縁で参加。べと病のまん延などで昨年の県産タマネギが平年の4~5割減と不作だったことに関して、「産地の存続も危ぶまれたが、土を大事にするという原点に立ち返り、今年はみんなの努力のおかげで鎮圧している状況。県としても今後も全力で立ち向かっていく」と意気込んだ。

 県などによると、今年も一部でべと病の発生が見られるものの、現在のところ生産量は平年並みに回復できる見込み。木室部長は「県に昨年度、農薬代を補助してもらったのは大きかった。周りの生産者も今年は防除や消毒、べと病にかかった株の抜き取りなどを徹底しているようだ」と話した。

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