佐賀の魅力や仕事のやりがいなどを市議に質問する生徒=佐賀市の成章中

 選挙権年齢が「18歳以上」になったことを受け、佐賀市の成章中は13日、3年生社会科の授業で市議3人を講師に招き、主権者教育シンポジウムを開いた。生徒からは佐賀の魅力や議員のやりがいなど率直な質問があり、市議は小中学校で進めているエアコン整備などの政策を例に、政治が中学生の生活にも直結していることを伝えた。

 山口弘展氏、宮崎健氏(ともに自民)、山下伸二氏(民進)が講師を務め、3年生約160人が参加した。議会の仕組みや議員の仕事などを紹介し、質問に答えた。生徒からは「佐賀の魅力」「仕事のやりがい」など素朴な質問が出た。

 山下議員は「佐賀の外に出て気づいたが、食べ物がおいしいし、自然が豊か。『何もなか』と言われるが、魅力を発信したい」と答えた。山口議員は「市民の声を市政に届けて、地域の問題が解決したときに『ありがとう』と言ってもらえる。この一言に尽きる」とやりがいを述べた。

 議会の一般質問が市民の声を伝える場の一つになっていると説明し、学校のエアコン整備など、中学生と関わりが深い政策も紹介した。時間は50分で、「高齢者の交通事故」「シャッター商店街」「防災」など具体的な対策についての質問も出たが、時間の都合で十分に答えられなかった。

 前田鈴さん(15)は「議員さんはもっと堅い人かと思ったが、近い存在だと感じた。もっとニュースにも関心を持ち、自分の頭で佐賀のことを考えたい」と感想を語った。

 市立中学校で、社会科の授業に市議を講師として招くのは初めて。東島正明教育長は「学年ではなく学級単位でやればさらに内容が濃くなるのではないか。今回の試みを踏まえながら、他校に広げていきたい」と話した。

=はじめの1票 18歳選挙権さが=

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