NTTドコモなどが佐賀県沖の有明海の海況を調べる実証実験で使っている「ICTブイ」

 NTTドコモ(東京都)など3社が、佐賀県沖の有明海でノリ養殖に必要な水温や塩分濃度を調べる「ICTブイ」の実証実験に取り組んでいる。海の変化をデータとして見えるようにし、品質向上や収量安定につなげることを目指している。

 実験は県有明海漁協の協力を受けて昨年12月から始め、今年3月まで。東日本大震災の復興支援を目的とした宮城県東松島市のカキ、ノリ養殖実験に続くもので、熊本市のノリ養殖場と共に実施している。

 佐賀市川副町の戸ケ里漁港の沖合にICTブイ2基を設置。水温や比重のデータを1時間ごとに取得し、クラウドサーバーに送信する。スマートフォンアプリでのデータ表示、事前設定値を超えた場合のメール通知などが機能するかどうかも調べている。

 ノリ養殖や漁船漁業者向けのサービスとしては、海況・気象データを30分ごとに提供する「佐賀有明テレメータ情報サービス」が昭和50年代からすでに実用化されている。NTTドコモ九州支社の広報担当者は「ICTブイによる広範囲なデータ収集、クラウドによるデータ解析には独自性がある。有用性、事業性を検証していきたい」と話している。

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