佐賀ゆかりの有名料理人が規格外の農産品を使って競作したメニューを味わう安倍昭恵首相夫人(右から2人目)と山口祥義知事=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀県農業法人協会(秋吉義孝会長)は10日、設立20周年記念式典を佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開いた。記念事業として若手会員有志が、県ゆかりの有名シェフによる地元農畜産物の魅力を引き出したコース料理を出席者に振る舞うなど、「佐賀農業のこれから」を提案。地域を支える農業経営者としての使命を再確認した。

 式典には、安倍昭恵首相夫人や山口祥義知事ら約80人が出席。式典で秋吉会長は「農業を取り巻く状況は決して楽ではないが、経営基盤を強化し、地域に愛される担い手として努力を続けたい」とあいさつ。歴代会長の功績をたたえて表彰した。

 祝宴では、フランス・パリに店を構える吉武広樹氏や、シェ・イノ(東京)の古賀純二氏、「souRce」(武雄市)の梶原大輔氏ら7人のシェフが競作。食品廃棄によるフードロスの問題を社会に訴えるため規格外の野菜を使うことを共通テーマに設定した。

 野菜をスティック状に切り、クリーム状にしたモッツァレラチーズを入れた植木鉢風の小皿に盛り付け、もぎたてを食べるような演出をほどこすなど、細かな点にまで一流の技を注いだ究極の一皿を提供した。

 来賓の昭恵夫人は「佐賀の食材の可能性が無限にあることを実感した。シェフたちと魅力を磨き上げることで、地方創生にもつながる」と佐賀農業にエールを送り、山口知事は「若い農業者が企画したことに意義がある」と料理を絶賛していた。

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