虹の松原の景観を守る活動についても報告があった「地域づくり政策セミナー」=福岡市の電気ビル共創館

 観光振興や地域間交流を支える道路などのインフラ整備に関し、九州の先進的な事業を紹介する地域づくり政策セミナーが12日、福岡市で開かれた。景観や自然を結び付けた道路整備やまちづくりの事例報告があり、九州各県の自治体、観光関係者ら約300人が取り組みの参考にした。

 まちづくり団体や企業が三つの活動を報告した。このうち行政や住民が一体となって地域づくりに取り組む九州風景街道推進会議の玉川孝道委員は、道路整備に景観や文化を生かす「シーニックバイウェイ(景色の良い道)」の取り組みを紹介した。

 玉川委員は唐津市と福岡市を結ぶ「玄界灘風景街道」について、「虹の松原を抜ける約5キロの県道は絶景。車両の通行に支障が出ないように松の枝を切り揃える地域の活動も素晴らしい」と説明した。

 セミナーは国土交通省九州地方整備局と、土木遺産を顕彰する九州地域づくり協会が主催。熊本地震の復興と観光振興に関する蒲島郁夫熊本県知事の講演もあり、小平田浩司・同整備局長は「観光は交流人口を拡大し、地域の活力を維持・発展させる重要な分野。九州全体で着実に進めていきたい」と述べた。

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