2016年度に佐賀県内で販売された新車台数は前年度比3・7%増の3万5097台で、3年ぶりに前年実績を上回った。手頃な価格のコンパクトカーが堅調に推移、燃費データ不正が発覚した軽自動車ユーザーの乗り換え需要を取り込んだ。軽自動車は自動車税増税の影響もあり、2年連続のマイナスだった。

 軽以外の自動車(登録車)は新型モデルの投入効果もあり、10・2%増の1万8527台。3年ぶりにプラスに転じた。コンパクト車を中心に販売各社が積極的なフェアを展開し、夏場のボーナス商戦などで数字を伸ばした。メーカー別でみると、ハイブリッドの車種を増やしたトヨタ自動車やスズキが前年を上回り、スバルもスポーツタイプ多目的車(SUV)が好調だった。

 軽自動車は2・7%減の1万6570台。15年4月の軽自動車税増税による影響が長期化し、過去最高だった14年度から2年連続で減少した。さらに三菱自動車が昨年4月に日産自動車向けを含む軽4車種で燃費データの改ざんを公表、対象車種の販売を2カ月半停止したことも低迷の要因となった。

 17年度の動向について、県自動車販売店協会は「緩やかな景気の回復基調が続いており、前年と同程度の水準で推移するのではないか」と予想。原油高でガソリン価格が上昇傾向にあることから「燃費に優れる小型のハイブリッド車の需要がさらに高まりそうだ」と話している。

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