西部ガスは13日、都市ガス小売りが全面自由化される4月から導入する割安の料金プランを発表した。一定の使用量を超える家庭や店舗向けに、単価を下げる。九州電力もこれを受けて電気とガスをセットにしたプランなどを公表するとみられ、九州でも価格競争が激化しそうだ。

 新料金プランは、月21立方メートルを超える使用がある場合に従来と比べて安くなる。同社が都市ガスを供給する一般家庭の約6割に当たる約40万件が該当するという。月23立方メートルを使用する標準的な家庭では、年間料金の1・52%に当たる978円が割り引かれる。

 新料金プランを契約した家庭向けに、ガス機器が故障した場合に出張料や工賃なしで修理するサービスなども提供する。

 同社は昨年4月に始まった電気小売り全面自由化ではガスとのセット販売を推進し、現在まで約1万2800件の契約を獲得した。今年4月からのガス自由化では逆に守勢に回るため、割安メニューを用意し九電などライバルに備える。

 記者会見した平島孝三郎副社長は「収支に圧迫を与えない程度に(値引き率を)設定した。付加サービスを含め、一定の評価をもらえるのではないか」と述べた。

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