佐賀県内で医療機器の操作や安全管理を行う臨床工学技士らがつくる県臨床工学技士会は9日、佐賀市のアバンセで10回目となる県臨床工学会を開いた。市民公開講座として県政策部企画課の円城寺雄介さん(39)が「未来のために」と題して講演、一般客30人を含む約100人が耳を傾けた。

 円城寺さんは、全国初の救急車でのタブレット端末利用やドクターヘリ導入の事例などを紹介しながら、「できない理由を分解して一つ一つつぶせば、できないことはない」と強調した。

 また、来年明治維新から150年を迎えることにも触れた。現場で本当に必要なものを知るために、実際に救急車に乗り込んだのは、「鍋島直正の現場主義に倣った」と言い、「壁を越えるには、歴史や先人たちの知恵に学ぶのも大事」と話した。

 福岡県から参加した臨床工学技士の新垣淑康さん(35)は、「まず取りかかることで見えてくるものの積み重ねが、問題解決につながると感じた。実際行動を結果につなげている人の話を聞いて感銘を受けた」と話していた。

【写真】タブレット端末を手に話をする円城寺雄介さん=佐賀市のアバンセ

このエントリーをはてなブックマークに追加