田中署長から感謝状を受け取る高栁さん(左)=鳥栖署

 鳥栖署(田中千昭署長)は10日、詐欺被害を未然に防いだとしてローソン基山駅前店副店長の高柳優輝さん(21)=みやき町=に署長感謝状を贈った。高柳さんは「たくさんの詐欺が発生している中、被害を止められてうれしい」と顔をほころばせた。

 昨年12月28日午後4時半頃、基山町内の70代男性が店を訪れ、各種代金支払いなどができるマルチメディア端末「Loppi(ロッピー)」から発券した2枚の払込用紙を持って高柳さんの待つレジへ来た。「『これ、詐欺かもしれない』と自ら言われたので、詳しく話を聞いた」と高柳さん。金額も二つで約35万円と高額で、「アダルトサイトを見ていたら画面が変わり、電話したら解約手数料を払うことになった。5万円は戻ってくると言われた」という男性の話に詐欺の手口だと確信した。近くの交番へ連絡し、振り込みを防いだ。

 同店は昨年12月9日に開店したばかりで、高齢の利用者も多いという。高柳さんは「一言相談してもらえたので止めることができた。今後も、気軽に話しかけてもらえる雰囲気づくりを心がけたい」と語った。

 鳥栖署管内では昨年1年間で13件、4350万円のニセ電話詐欺被害が発生した。同署生活安全課は「コンビニの決算代行システムを使わせるのは珍しい。注意喚起したい」と話す。

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