佐賀市は16日、不登校の子どもたちを受け入れる適応指導教室「くすの実」を、成章町の旧青少年センター内から兵庫北の休日夜間こども診療所跡に移転する方針を明らかにした。従来の教室と同じ広さを確保できる点や、人通りが多い場所を敬遠する子どもたちの声に配慮して決めた。2018年7月の移転を目指す。

 市議会文教福祉委員研究会で執行部側が言及した。230平方メートルの床面積がある診療所跡を改装し、部屋を区切って音楽室や調理室も設ける。今年秋に関連予算を計上する方針。

 くすの実は1995年に開所、昨年10月時点で18人が登録している。旧青少年センターの老朽化に伴い、中心街のマルキョウ佐賀店跡に移転する計画だったが、人目を懸念する児童生徒らの声を受けて撤回し、別の場所を検討していた。

 診療所跡は、勧興小学校のそばにある現在の教室と異なり、近くに公立の小中学校はなく、建物も独立している。市教委は「今まで利用しづらかった人も通いやすくなる」とみている。

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