多久市議会の傍聴人受付簿=多久市役所

 多久市議会(山本茂雄議長、定数16)は定例議会最終日の22日、議員発議で議会傍聴時の氏名記入規定を外す規則改正案を提案する。傍聴人受付簿の撤廃は、県内では佐賀市議会に続き2例目。山本議長は「開かれた議会を目指すとともに、多くの市民が傍聴することで議員の資質向上にもつなげたい」と話す。

 現在、傍聴する場合、議場入り口近くに置かれたカードに氏名を記入し、回収箱に入れる。一般質問などその日の本会議が終わるたびに、議会事務局が集計していた。事務局によると、「カードに書かれた氏名は、議員には一切教えていない」としている。

 ただ、傍聴した市民からは「名前だけにしろ個人情報保護の観点から問題がある」との意見が寄せられていたという。

 改正案ではこのほか、ケーブルテレビで議会中継を放送していることもあり、議場での録音を可能にする。写真や映像の撮影は、傍聴席の混雑やネットへの乱用を避けるなどの理由で、議長の許可制を残した。

 山本議長は「できるだけ垣根を取り除き、議会に足を運びやすい環境づくりに心掛けたい。議員の発言や内容に対し、厳しくても多くの意見がほしい」と呼び掛けている。

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