佐賀県議会佐賀空港・新幹線問題等特別委員会(木原奉文委員長、12人)は17日、佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画や新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)について県執行部への質疑を行った。オスプレイ配備計画では、地元住民と知事の対話の場を設定する必要性を問う質問に、古賀英敏企画課長が「知事に伝えて検討したい」と答弁した。

 武藤明美議員(共産)の質問に答えた。武藤議員は、山口祥義知事がさまざまな立場の人と直接会って意見を聞く姿勢を示していることを踏まえ「地元住民の意見を聞く場を設ける考えはあるのか」とただした。古賀課長は、山口知事が賛否を問わず直接会って話をしたいという要望に可能な限り対応している経緯を説明し、「防衛省による沖縄の米軍機大破事故の原因究明と説明、県議会や佐賀市、県有明海漁協などでの議論を注視しながら検討したい」と述べた。

 県側の答弁に武藤議員が不満を示し、山口知事の委員会出席を求めて質疑が中断する一幕があった。

 FGTに関しては、八谷克幸議員(自民)が、在来線区間での踏切遮断時間の増加、在来特急よりも重い車両重量による制動距離への影響に関し質問した。

 現在、特急が52本運行する博多-長崎間ではFGTが64本運行するとされており、島内俊幸新幹線・地域交通課長が「開業時に12本増加することになる」と説明し、踏切遮断時間増加の見通しを示した。

 制動距離への影響では、重くなるほど停止までの距離が長くなり、事故への不安を指摘する声もある。島内課長は「国交省が制動距離、時間の基準を設けており、重量に応じた強い制動力が導入されるのでは」と語り、その上で「関係市町や道路管理者、JR九州と連携して必要な情報提供などを図ることで住民の不安解消に努めたい」と答えた。

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