吉野ケ里町議会一般質問は8人が登壇、五ケ山ダム利水者の福岡県側が支払う負担金を基金(ダム基金)として活用する3つの水源地域振興事業について質問が出た。

 【ふれあい交流施設】ダム基金から3億5千万円を充て、ふれあい交流施設を整備する。イノシシ駆除活動につなげるため、徳安信之農林課長は「町がバックアップし、イノシシ肉を新たな特産品として販売できれば」と述べた。完工期限が1年後で急ピッチで進められる計画に議員からは「運営の展望が不明確。モデルを具体的に示して」と懸念が示された。多良正裕町長は「基金を使える事業は後ろが決まっている」と時間的猶予がない状況に理解を求めつつ、「地域資源のタケノコやシイタケを活用した体験活動で福岡県や地元住民の新たな交流拠点になる」と期待を述べた。

 【町有地活用】東脊振温浴施設「山茶花の湯」の下段にある約8千平方メートルの町有地は、ダム基金から約2億円を充てる方針。町は昨年10月、利活用事業を募集したが提案はなかった。活用方針を問われた多良町長は「福岡県側との協議が前提になる」と前置きした上で「コテージのような宿泊施設を建設したいというのが今の考え」と述べた。

 【文化体育館】ダム基金最後の大型事業の文化体育館建設について、多良町長は「17年度に用地買収に入るところまでこぎつけた」と進ちょくを説明した。18~20年度の予算見通しを問われ、三島幸夫ダム事業推進課長は「事業費は約21億円でダム基金から17億円を充当、国県の補助金1億5千万円と合併特例債を充てる」との方針を示した。

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