セミナーでは、キクイモの機能性の研究成果やPR活動などが報告された=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス

 佐賀市や地元大学などが産官学連携で特産品化を目指しているキクイモの商品開発セミナーが10日、佐賀市の佐賀大学本庄キャンパスであった。血糖値や血圧上昇を抑えるキクイモの機能性の研究成果のほか、飲食店と連携したPR活動などの取り組みを発表した。

 西九州大学健康栄養学部の安田みどり教授は、学生グループが同市富士町の山野草料理店「菖蒲ご膳」と協力して「きくいもご膳」の開発に取り組んだ事例を紹介。キクイモに含まれる有効成分「イヌリン」について、加熱しても失われにくい一方、水への溶出がしやすいことなどを挙げ、効果的な調理方法について考察を示した。

 佐賀大学農学部4年の丸田沙織さんは、栽培・収穫体験の様子や機能性研究、調理方法などを盛り込んだPR動画「さがキクイモ大学」の制作について発表。同大学附属病院で効能に関する臨床研究を行っていることにも触れた。

 セミナーには、大学や企業、自治体の担当者ら約50人が参加。生産者のグループ化など、安定生産に向けた取り組みについても質問が寄せられた。

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