「ましかく写真」(キヤノン提供)

壁に飾られた「ましかく写真」(キヤノン提供)

◆SNSで採用、印刷需要も

 縦と横の比率が1対1の「ましかく写真」が人気だ。スナップ写真はこれまで長方形が主流だったが、インスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)が正方形を採用し、目に触れる機会が増えた。レイアウトしやすく、見栄えすると支持が広がっており、需要を取り込もうとカメラやプリンターのメーカー各社も対応した商品に力を入れている。

 富士フイルムは撮ったその場でプリントできるインスタントカメラ「チェキ」シリーズから、正方形の写真が楽しめる新製品を2017年春に発売する。「以前から写真愛好家に根強い支持があったが、若者を中心に人気が再燃している」(広報)として、並べて飾ったり、友人に贈ったりする需要を見込む。

 キヤノンやニコンが販売する一眼レフカメラや、米アップルのiPhone(アイフォーン)などのスマートフォンでも、設定を変えれば正方形の写真を撮影できるのが一般的になりつつある。

 印刷需要を見込んだ動きもでてきた。キヤノンは16年秋に発売した家庭用プリンター「ピクサス TS8030」などに正方形の写真を手軽に印刷できる機能を搭載した。写真データを受け取り、アルバムを製本するサービスでも正方形の人気が高いという。

 セイコーエプソンも16年モデルからプリンターに同様の機能を搭載した。

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