自分たちがプログラムした通りに言葉をしゃべるかどうか、Pepper(手前)を見つめる子どもたち=武雄市の武雄小

■IT活用、論理的思考育む

 武雄市の小中学校で、ソフトバンクグループから無償貸与された人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を活用したプログラミング教育がスタートした。言葉をしゃべらせたり、動きを加えたり、パソコンで多様な指示を出すことができる。コンピューターを動かす論理的思考を育て、IT化する暮らしの仕組みに理解を深める。

 武雄小では17日、5年生の公開授業が行われた。「簡単なプログラムをつくってしゃべらせよう」をテーマに、4~6人の6グループに1台ずつペッパーがつき、児童たちはパソコンを通じて操作した。

 言語を日本語に設定し、しゃべらせたい言葉を「Say」というボックスに入力した。話す速さは調節でき、語尾に「?」をつけると最後の音程が上がるなど、話し方も変えることができる。「こんにちは」「ソフトバンク日本一」などと入力したボックスをパソコン上でつなげて発声させ、聞こえやすいように工夫した。「言葉の間をあけた方がよかった」「速すぎた」など課題も上がった。

 市教委は「プログラミング言語を学ぶのではなく、プログラミング的思考を育む」と説明する。規則に基づいて論理的に動かし、調整して課題を解決する能力を身につける。授業は今後、「動きを加える」「タッチセンサーで動かす」と展開していく。年間6時間程度を予定する。

 ペッパーはソフトバンクグループが今春、全国の小中学校282校に約2千台を貸与した。期間は3年間で、佐賀県では武雄市立の小学校11校、中学校5校に105台が配置された。授業用のプログラムも用意されている。

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