会員の写真に見入る来場者=佐賀市立図書館

 県内の写真愛好家でつくる写真クラブ「睦互朗」の第27回作品展が14日、佐賀市立図書館で始まった。廃校の思い出や有明海、祭など県内の印象的なシーンを味わい深く切り取っている。19日まで。

 「なつかしき学び舎」「有明海」「さがの祭り」の3テーマで、会員14人が写真75点を並べている。今回は、県内の廃校になった校舎を初めてテーマに取り上げた。29校を訪ね、そのうちの12校の写真を選び出した。

 吉丸俊啓(としひろ)さん=江北町=の「思い出と蔦(つた)の絡まる」(佐賀市・三瀬小藤原分校)は、木造校舎に絡むツタに懐かしい思い出をはせる。画面奥に伸びる板張りの廊下を切り取ったのは、金山公子さん=佐賀市=の「走っては叱(しか)られた」(唐津市七山村・池原小)。セピア色に彩られた一コマが旧懐の情をかき立てる。

 廃校後は公民館やゲートボール場で利用されているケースが多いという。吉丸さんは「団塊世代が学んだ校舎が、役割を変えて同じ世代に守られている。思い出とともに見てほしい」と話す。

このエントリーをはてなブックマークに追加