同世代の画家の視点から池田学さんの生い立ちなどを解説する小木曽誠さん=佐賀市の県立美術館

 佐賀県立美術館で開催中の大規模個展「池田学展 The Pen 凝縮の宇宙」で17日、洋画家で佐賀大学准教授の小木曽誠さん(佐賀市)がギャラリートークで熱弁をふるった。小木曽さんは新作「誕生」に触れ、「平成的な情景が盛り込まれている。時間がたてば、平成を思い出す歴史的な絵になる」と高く評価した。

 小木曽さんも池田さんと同じ東京芸大出身。中央画壇からも注目を集める気鋭の画家のトークに大勢の美術ファンが押し寄せた。

 小木曽さんは池田さんが油絵ではなくデザイン科に入学した経緯について「鉛筆デッサンをしたかったからと聞いている」と紹介。「画材として定着しづらい木炭より、部分を直接的に描くことのできる鉛筆に可能性を感じていた」とし、ペン画の原点となった画風に触れた。

 会期は20日まで。週末も駐車場不足が予想されるため、主催者は公共交通機関の利用を呼び掛けている。一般1200円、高校生以下は無料。開館時間は午前9時半から午後7時まで。

このエントリーをはてなブックマークに追加