「海の紅葉」と古賀さん=佐賀市の県立美術館画廊室

 佐賀北高校書道部出身で福岡教育大4年の古賀実沙希さん(22)の初書作展が、佐賀市の県立美術館画廊室で開かれている。5・4メートル×2・4メートルの大作をはじめとする意欲作13点で多彩な書道観を見せる。19日まで。

 個展開催が大学の課題ということもあり、地元で書道を始めて17年の集大成を披露する。テーマは光り輝く様を表す「燦」。周りの人から受けた優しさなど輝く気持ちを書で伝える。

 大作は「幸福の集まり」。「心和気平者 百福自集」(心穏やかで平静な人には幸せが集まる)という故事成語を篆書(てんしょ)体を基に創作した。「自分に言い聞かせながら一気に書いた」という大作は、象形文字のアプローチも取り入れ、面白みのある迫力が目を引く。

 「海の紅葉」は、自作の詩を漢字かな交じりで。水をはじく顔料で書いた文字に、夕日に映える東与賀海岸のシチメンソウをイメージした赤をのせた。一字書や漢詩など多彩な作品に流麗さや力強さが交錯する。古賀さんは「自分の好みの作品を見つけてほしい」と話す。

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