子育てと介護を同時に抱える「ダブルケア」の経験者のうち、約3割が離職したことがあることが17日、ソニー生命保険の調査で分かった。仕事との両立のため、職場での支援制度充実や理解を求める声が多かった。

 調査は、昨年10~11月にインターネットで実施。大学生以下の子どもを持つ25歳以上の男女各1050人、計2100人から回答を得た。

 ダブルケアに現在直面している人や過去に経験したことがある人は全体の6・5%で、数年先に直面する人も含め「自分の問題」と捉えているのは13・5%に上った。

 現在は働いている1547人のうち、過去に介護や育児を理由に離職した人は13・3%で、ダブルケア経験者では29・8%に上昇した。男性は24・6%、女性は37・8%だった。調査では、実際に離職時に子育てと介護の時期が重なっていたかは不明だが、割合増加の背景に重い負担があるとみられる。

 ダブルケア経験者が職場に求める支援策(複数回答)は、「休暇を取りやすくする」「柔軟な出社時間」がともに52・6%だった。「残業を減らす」「短時間勤務を認める」も40%を超えた。毎月必要な介護サービス費や保育・教育費の合計は、平均約8万2千円に上った。【共同】

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