九州北部の豪雨の被災地では11日までに、福岡県朝倉市で心肺停止状態で見つかった1人の死亡が確認されたほか、有明海で遺体で見つかっていた男性1人が豪雨の死者と判明した。福岡、大分両県の犠牲者は計25人になった。朝倉市は孤立世帯が解消したと発表、同県内の孤立者はなくなった。

 被災地は12日で1週間を迎えるが、依然20人以上の行方や安否が分かっていない。11日も自衛隊や消防による行方不明者の捜索やインフラの復旧活動が続いた。

 福岡県警によると、有明海で8日に見つかった男女5人の遺体のうち、1人が朝倉市の坂本行俊さん(79)と判明した。有明海は豪雨の被災地を流れる筑後川が注いでいる。

 朝倉市によると、孤立しているとみていた男性が、犠牲者に含まれていたことを確認した。

 3人が犠牲となった福岡県東峰村では、村内約900世帯の半数以上が断水していたが、11日に一部地域で送水を開始する予定。孤立地域は道路の復旧により10日夜に解消した。

 避難者は両県で計約1500人に上っている。

 朝倉市は11日、税の減免や義援金を受けるために必要な罹災(りさい)証明の申請の受け付けを始め、市役所の窓口に多くの人が並んだ。大分県日田市ではこれまでに約300件の申請があった。【共同】

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