ジューンベリーのジャム

赤い実をつけたジューンベリー

 庭に実のなる木を植え始めてずいぶん時間がたちました。梅や栗、オリーブ、キイチゴをはじめ数種のベリー類など植えましたが、うまく育ってくれたものばかりではありません。「桃栗三年柿八年」のことわざの通り、それぞれ実をつけるまでの時間や時期が異なることを実感させられます。

 その中で毎年6月に赤い実をつけてくれるジューンベリー。5年ほど前に植えた木が成長して大きな木になりました。四方八方に伸びた枝にたわわ実った赤い実。野鳥におすそわけの分を残して収穫した実で作ったジャム。小さな種が残る赤紫色のジャムです。

 ジューンベリーの赤い実にはポリフェノールの一種、アントシアニンがたっぷり含まれています。紫外線やウイルスから身を守るため、植物が自ら作り出したといわれるアントシアニン。天然の抗酸化物質ともいわれ、老化の原因となる酸化を予防します。その他にも、整腸作用のある食物繊維、マンガンやカルシウムなどのミネラルやビタミンA、ビタミンCが含まれています。

 ジューンベリーの赤い実には、眼精疲労回復、糖尿病などの生活習慣病の予防、骨や歯を丈夫に保つ、シミやシワといった皮膚の老化防止に役立つ成分がたっぷりと含まれています。不規則な食生活、喫煙、紫外線、ストレスなどさまざまな病気の原因となるものに囲まれた私たちの生活環境。薬やサプリメントに頼らずに自然の恵みとともに健康を保つ努力するエコな生活。すぐに成果を求めず地道に努力する先に、健康でエコな時間が待っているようです。

 でき上がったジャムは、遠くの病院で闘病する人へのエールの気持ちと一緒に送りました。ジューンベリーの赤い実の秘密に気づいてくれることを祈りながら。

(地域リポーター・岩田雅予=佐賀市大和町)

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