無表情な女子高生の視線が見る人に注がれ、独特の世界観を醸し出す個展会場=福岡市中央区のタグスタ

 ■福岡市で個展

 福岡市で個展を開いている鳥栖市出身のデジタルアーティスト、wataboku(ワタボク)さん。無表情な女子高生の絵で若者を中心に支持を集めており、会場には連日、多くのファンらが訪れ、存在感のある作風を楽しんでいる。24日まで。

 「描く人物はカメラ目線にし、見る人と目が合うようにしている」とワタボクさん。個展には、昨年末に発売したアートブック「感0(かんぜろ)」の作品を中心に約90点をそろえた。カフェを併設した5メートル四方ほどのギャラリーに入ると、訴えかけるような作品のまなざしに包まれる。

 作品のモチーフになったのが、中・高校時代の女友達。感情を表に出すことの少ないタイプで、冷たい表情に清廉さを感じさせる人物画をシリーズで手掛けた。SNSで公開しながら注目を集め、アイドルグループ「欅(けやき)坂46」とコラボした作品も手掛けている。

 福岡県春日市から訪れた永田ももさん(19)と小屋町竜也さん(19)は「独特の世界観で、すごく引かれる」と作品に見入り、ワタボクさんは「個展を新たなスタートラインにし、創作に取り組んでいきたい」と意欲を語った。

 個展「きみ、あなた、おまえ-福岡窒素-」は、福岡市中央区の「タグスタ」で開催。開場時間7~20時。ドリンクの注文が必要。問い合わせは同店、電話092(724)7721。

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