鳥栖―C大阪 試合終了間際、鳥栖DFキム・ミンヒョク(中央)がシュートを放つが、枠を外れる=大阪市のキンチョウスタジアム

 後半49分、最後の絶好機でシュートを外したDFキム・ミンヒョクは、あおむけにピッチに倒れまま、しばらく立ち上がることができなかった。鳥栖は最終盤に攻勢をかけたが1点が遠く、C大阪に完封負け。フィッカデンティ監督は「結果の通り」と言葉少なだった。

 決定的なチャンスを幾度か逃し、「全体的にちぐはぐした状態」(MF福田)だった。前半は25分にMF原川、29分にFW豊田が相手ゴールを脅かしたが得点できず、逆に徐々に自陣でボールを左右に展開される時間が増えた。その流れは後半も続き、中盤でボールを回されて相手にリズムを与えた。

 「前線から守備に行けていなくて、そのため自分がいるべき所にいられなかった」と福田。MF鎌田も「守備がはまらず、今季で一番厳しい内容だった」と振り返る。

 失点以降はFW趙東建(チョ・ドンゴン)を加えて「チームとしてやることがはっきりした」(鎌田)と攻撃的なフォーメーションで攻勢をかけたが、それでもシュート数は計5本。控えメンバーにFW4人を置く攻撃的姿勢を取りながら、積極的な守備から速い攻撃につなげるチームの持ち味が出せなかった。

 新加入選手を含めた攻守の連係という課題が現れたこの日の鳥栖。だが、リーグで浮上するには克服するしかない。鎌田は、外しはしたがエリア内に切り込んで放った自らのシュートを振り返り、「(攻撃の形をつくり)そこに入れていることはプラスに捉えたい」。福田も「下を向いている時間はない。しっかり切り替える」と言い聞かせた。

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