19日にオープンする峰松酒造場が経営する米菓店「肥前屋新館」=鹿島市

 峰松酒造場(鹿島市・峰松一清社長)が同市浜町の酒蔵通りに19日、農水省の認定した全国初の6次産業化した酒蔵による米菓店「肥前屋新館」をオープンする。県産米を使用したあられなどを販売し、「オール県産米菓の販売で農業を盛り上げたい」と力を込める。

 同店設立の経緯は、農水省の設置した「農林漁業成長産業化支援機構」と、佐賀銀行の出資によりできた「さぎん6次産業化応援ファンド」から投資を受けた。日本酒製造の酒蔵を対象にしたファンドを使った6次産業化への投資案件は全国初の試みという。

 店舗は歴史ある浜町の酒蔵通りに面し、同酒造場に隣接している。建物は平屋建てで、佐賀県の古民家に多い棟がコの字型の「くど造り」を採用、延べ床面積は約90平方メートル。

 販売する商品はオール県産にこだわっている。農業法人イケマコ(佐賀市)の契約農家が生産した餅米や有明海ノリを使った「さがあられ」、県産米ぬかなどを使用した「肥前屋バウム」、店頭で揚げたてを提供する「浜宿ミンチ天」の3点。今後、商品ラインアップを拡充していく。

 同酒造場の峰松社長は「酒蔵に立ち寄った観光客のニーズに応えたい。農家と手を携えて、衰退する業界の振興モデルになりたい」と期待を込める。営業時間は午前9時半~午後5時。問い合わせは、同酒造場、電話0954(63)2468。

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