流通大手グループ3社の今年3~5月期連結決算が11日、出そろった。イオンとセブン&アイ・ホールディングスは本業のもうけを示す営業利益が3~5月期としては過去最高だった。ユニー・ファミリーマートホールディングスは昨年9月の経営統合関連の費用が響いて実質減益となり明暗を分けた。

 各社とも総合スーパー事業は依然として振るわず、構造改革を継続している。ネット通販との競争も激しくなっており、成長軌道に戻すには時間がかかりそうだ。

 イオンは金融事業やドラッグストア事業が好調で、営業利益は11・4%増の366億円だった。純損益は36億円の黒字(前年同期は62億円の赤字)に転換。中核子会社イオンリテールなど総合スーパー事業は4四半期連続の営業赤字だったが、新規出店や改装を抑制した効果で赤字幅は縮小した。

 セブン&アイは国内コンビニ事業が堅調で、営業利益は3・3%増の841億円。スーパー事業は減益だったが黒字を確保。傘下のそごう神戸店(神戸市)と西武高槻店(大阪府高槻市)の譲渡に伴う損失が響き、純利益は22・1%減だった。

 一方、ユニー・ファミリーマートは、統合に伴って傘下のサークルKやサンクスをファミリーマートに転換させる費用が負担となった。統合前の2社の決算を合算したものと比べ、営業利益は23・0%減の186億円、純利益は7・0%減の77億円だった。【共同】

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