イノシシが突き破った入り口のガラス=三養基郡上峰町坊所の溝上薬局上峰店

 16日午後2時10分ごろ、三養基郡上峰町坊所の溝上薬局上峰店に、体長約1・5メートルのイノシシ1頭が、入り口の自動ドアのガラスを突き破って侵入した。イノシシは店内を2分ほどうろついた後、近くの丘の林に逃げ込み、捕獲されていない。けが人はいなかった。

 鳥栖署によると、薬局と道を挟んで向かい側にある飲食店の男性店員が「イノシシが徘徊(はいかい)している」と110番した。署員や猟友会会員が駆け付けると、薬局に突進し自動ドアを突き破った。

 ガラスは縦110センチ、横100センチにわたって割れ、散乱した。田原光義店長(32)は「イノシシの姿が見え、しばらくすると急に猛ダッシュで一直線にこちらへ突っ込んできた。一発でガラスを割って入ってきたので、慌てて従業員2人と外に逃げた」と振り返る。店内に客はいなかった。

 現場は県道沿いのビルの1階。敷地内には病院があり、周辺には大型商業施設もある。病院帰りに薬局を訪れた女性(85)は「家が近くだから怖い。病院でも『イノシシに合わないように気をつけて』って言われた」と不安げだった。

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