定例記者会見で諌早湾干拓事業の和解協議に関する質問などに答える山口祥義知事=佐賀県庁

 山口祥義知事は16日の定例会見で、諫早湾干拓事業の開門問題に関して農水省の局長が開門調査と再生事業の同時実施が困難との見方を示したことについて、漁業者に寄り添った対応を求めた。

【諫早湾開門問題】

 -先日、農水省の局長が知事を訪問した際、仮に開門調査をした場合、その間は再生事業はストップするとの考えを示しているが、どう受け止めているのか。

 知事 裁判は当事者同士の紛争解決手段で、その中で当事者である国は自ら決断して上告しなかった。これで開門調査をして望みが出たと思った時に政権が代わった。(開門調査が実現せず漁業者は)一度どん底に突き落とされたような状況になったので、少なくともそういう人たちの思いを分かった上でどうすべきか考えていただきたい。

【オスプレイ事故】

 -米軍機の事故の後、九州防衛局から説明があったが、徹底的な原因究明と情報開示を求めている県の立場からするとこれまでの説明で責任を果たされたと思うか。

 知事 今の段階で納得いく説明を受けたとは思っていない。国内で起きた重大な事故なのでしっかりと米軍から原因を聴取して、それを県民に分かる形で公表することが大事だと思っているので、それを期待したい。

【今年の県政運営】

 -任期折り返しの今年、どのような問題意識を持って県政を運営していく考えか。

 知事 プロセスを大事にしながら愚直に県民の皆さんに意見をうかがいながら進めていくという、ある種アナログ的な仕事の仕方で、人というものをクローズアップしながら1年やっていきたい。県民が県のことをよく知った上で本当に素晴らしい土地だということを分かっていただいて、前向きな気持ちで(佐賀を)PRしていただけるようなことをやっていきたい。来年、明治維新150年となるので、自己アイデンティティーをみんなで確認しあうようなことをやりたいというのが私の思い。

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