県産木材の利用促進に寄与した功績が評価され、林野庁から感謝状を受けた栗原木材店の栗原英一郎会長=唐津市

 第51回全国木材産業振興大会の功労者表彰で、栗原木材店(唐津市)の栗原英一郎会長(66)が林野庁から感謝状を受けた。2014年7月から県木材協会の会長を務めている栗原会長は「県産木材の可能性を追求し、業界の発展に貢献していきたい」と決意を新たにしている。

 栗原会長は、佐賀平野のクリーク整備事業で外国産のマツがくいに使われている点に着目。安全性やコスト面で遜色のない県産スギの利用を協会として県に呼び掛け、これまでに11万平方メートルで採用されている。

 15年には県内の公共施設で使われている板材の規格にばらつきがあった点を見直すなど、木材業者が県産木材を安定供給できる体制づくりに力を入れている。

 海外産の安い木材が市場を席巻する現状を目の当たりにし、「県の木材産業をこのまま衰退させたくない一心だった」と栗原会長。今後の目標については「県内の住宅や公共工事で県産木材が使われ、その売買で得た収入の一部を森林の保護や整備に充てる循環モデルを築きたい」と力を込める。

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