「住みやすい環境は人が作る」と民生委員に講演する中村教授=唐津市和多田の市文化体育館

■中村九州大谷短大教授がエール

 唐津市民生・児童委員の総会が16日、同市和多田の市文化体育館であった。民生委員制度は今年で創設100周年を迎え、九州大谷短大の中村秀一教授が「対人支援の見本を地域に示して」と激励を送った。

 「地域を支える民生・児童委員活動のあり方」のテーマで講演した中村教授は「働き手の減少に伴って税収が減る現代では、行政による福祉サービス拡大は期待できない」とし、民生委員が担う役割の重要性を訴えた。一方で「委員の高齢化も進み、老々支援になっている」と問題点を指摘。行政協力活動だけでなく、積極的に地域に根ざした自主活動に取り組むことで「委員以外の人を巻き込むことが重要」と話した。

 市内の民生委員約300人が聴講した。同市相知町で民生委員を務める松本常喜(つねき)さん(73)は「自分で枠をつくらず、柔軟な活動を心掛けたい。住民の一人として、地域と交流を深めることが重要だと感じた」と話した。

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