池田学さんの作品「興亡史」にじっくりと見入る来場者たち=佐賀市の県立美術館

大勢の来場者が詰めかけ、混雑解消のため一時入場制限がかかった池田学展=佐賀市の県立美術館

◆開館前から400人行列

 春の3連休中日の19日、佐賀市の県立美術館で開催中の大規模個展「池田学展 The Pen 凝縮の宇宙」には3839人が詰め掛け、総来場者数9万人を突破した。美術ファンや家族連れが続々と訪れ、地方展覧会としては異例のにぎわいを見せている。同展は20日に閉幕する。

 この日も開館前から400人近くが訪れ、入場を待ちわびた。午前中は桜マラソンで会場周辺の道路に交通規制が敷かれ、客足が一時鈍ったものの昼前から回復。会場の混み具合に応じて一時入場規制が敷かれ、長い列ができた。

 会場には、池田さんが米国のチェイゼン美術館で3年3カ月をかけて滞在制作した新作「誕生」をメインに約120点を展示。来場者は、精緻な筆致で描かれた作品を心ゆくまで楽しんでいた。

 山口県防府市から妻と訪れた木下義文さん(37)は「じっくりと見る人が多く、なかなか列が進まなかったが、作品の壮大さに引き込まれた」と話していた。

 同館駐車場のほかに、臨時駐車場として周辺の佐賀城本丸歴史館や佐賀西高、佐賀大付属中グラウンド(午後1時から)、赤松小、県職員駐車場を開放する。それでも不足が予想されるため主催者は公共交通機関の利用を呼び掛けている。

 一般1200円、高校生以下は無料。開館は午前9時半から午後7時まで。

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