■与党検討委も 検証結果を審議 

 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に関し、国土交通省は12日、車軸の摩耗などの不具合対策について審議する専門家による技術評価委員会を14日に開くと発表した。これを受け、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の検討委員会も同日開かれる。

 委員会では車軸の摩耗、高速走行時の横揺れ、経済性などの懸案に関する改善策を検証した営業路線での試験結果が報告される。一部の部品に摩耗が見つかるなど、なお課題が残っているため、国は追加の試験を求めるとみられる。

 委員会の終了後に開かれる与党PTの検討委は、佐賀、長崎、福岡3県と公明党の議員各2人で構成。検証結果が出た後にFGT導入を前提としてきた現行計画の見直しの必要性について判断するとしていた。検討委は今後数回開かれる見通しだが、開発スケジュールや長崎ルート導入の可否に関し、政治サイドがどういった決定をするのかが焦点となる。

 FGTは走行試験で部品の不具合や新幹線の2・5~3倍となる車両の維持管理コストといった課題が見つかり、昨年12月から今年3月末まで、検証走行試験で対策の有効性を確かめていた。

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