2時間23分18秒で男子フルマラソンを制した舒成富(中国)=県総合運動場陸上競技場

 初めての佐賀で、初マラソンで初優勝。男子フルマラソンの頂点に立った20歳の舒(じょ)成富(中国貴州省)は「最後まで全く疲れなかった。素晴らしいコース」と笑顔でレースを振り返った。

 序盤から抜け出した先頭集団に入ると、スタート前に決めていた「1キロ3分24秒」を守ることだけを考えた。各選手が暑さを警戒し給水の度に先頭が入れ替わる混戦も、「他の選手は関係ない」。冷静にレースを展開して鬼塚智徳(九電工佐賀支店)や大島伸(戸上電機)ら県内トップ選手を振り切ると、何度も腕時計を気にして、ただ一人、最後まで正確なピッチを刻み続けた。

 6位に入った竜角とともに同省体育局の強化選手で若手のホープ。「5000、1万メートルで力をつけている途中」と話し、「この優勝を自信に、これからはマラソンを専門としてやっていきたい」と話した。

 「先日観光した吉野ケ里歴史公園の中を走れて興奮した」と舒。佐賀の思い出とともに手にした自信は何よりの土産になったようだ。

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