伊万里市議会(盛泰子議長、24人)は17日、玄海原発再稼働に関し、県に申し入れる内容を話し合う全員協議会を開いたが、協議の進め方で異議が続出し、実質的議論に入らなかった。今後は原子力防災を所管する防災・環境施設対策調査特別委員会(前田久年委員長、7人)で対応することになった。

 塚部芳和市長は、市議会と整合性を取った上で、再稼働の地元同意手続きの際に市の意向を十分配慮するよう県に申し入れる方針。盛議長は「タイミングを逃さないようにしてほしい」とするが、同意手続きに間に合うかは微妙な状況となった。

 昨年12月議会最終日の全員協議会で、会派代表者会議の意向として、県が原子力防災に関し市と速やかに協議することを申し入れる内容のたたき台を示し、この日は具体的な議論に入る予定だった。特別委員会も議論を進めており、複数の議員から「特別委を無視したことになる」などの異論が出されたという。

 報道陣には「協議に入る前に擦り合わせをしたい」と公開しないまま終了した。盛議長は「(特別委か、会派代表者会議か)どちらで協議するのか、ボタンの掛け違いがあった」と釈明した。

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