20日の開幕に向け、搬入された作品をチェックする池田学さん(右)=佐賀市の佐賀県立美術館

 ペンを使ったリアルな筆致、物語性のある壮大な画風で国内外から高い評価を集める画家池田学さん(多久市出身、米国在住)の大規模個展が20日、佐賀市の県立美術館で開幕する。17日は米国などから搬入された作品の飾り付けが始まった。

 国内外の収集家や美術館が所蔵する約120点を展示する。目玉は、米・ウィスコンシン州マディソンのチェイゼン美術館で約3年をかけ滞在制作した新作「誕生」。縦3メートル、横4メートルの大作で、自然災害を乗り越え、文明が再生していく物語を壮大に紡いでいる。

 「誕生」は昨年12月下旬、米国から空路で日本入り。東京からは陸路で今月16日に佐賀に届いた。17日は池田さんや県立美術館学芸員らが見守る中、ヤマトロジスティックスの美術運搬スタッフ8人が梱包(こんぽう)を一つずつ丁寧に解き、壁面に飾り付けた。池田さんは保存状態を確認し「手元を離れ、収集家の元にいった作品もあり懐かしい。開幕が楽しみ」と感慨深げだった。

 池田学展は佐賀県と佐賀新聞社、サガテレビが主催。会期は3月20日まで(月曜休館)。前売り券発売は今月19日まで、一般千円(当日券1200円)、高校生以下は無料。問い合わせは同展実行委員会(県文化課内)、電話0952(25)7236へ。

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