武雄焼の多彩な技法が楽しめる花器展「野の花を生ける」の会場=佐賀市大和町松瀬の湛然の里ぎゃらりせゝらぎ

 武雄焼の花器に里山の草花を生けて展示する「野の花を生ける」展が、佐賀市大和町松瀬の「湛然(たんねん)の里ぎゃらりせゝらぎ」で開かれている。7窯元が多彩な技を施した、個性あふれる花器約150点を並べている。22日まで。

 武雄焼は粉引やはけ目、三島手など、17世紀に武雄へ連れられた多くの朝鮮陶工たちに由来する豊富な技法が特徴。亀翁窯の古賀末廣さんははけ目をねじれさせた陶器や、あえて色むらを出して表情を出した青磁などを展示した。

 一方、七ツ枝窯の山口元治さんは、従来の武雄焼には無い灰かぶり技法の器を並べるなど、小品ながらも新旧さまざまな技を堪能できる。花器の他、写真愛好家らが草花を写した写真も共に飾られている。

 古賀さんは「技法や表現が窯元ごとに異なり、全く違うタイプの作品から好きなものを選べる。伝統ある仕事への理解を深めてほしい」と呼び掛ける。

 21日には一輪挿し制作の体験教室を同ギャラリーで開く。参加費1500円。問い合わせは電話0952(63)0222。

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