佐賀県の山口祥義知事は13日の定例記者会見で、九州新幹線長崎ルートについて、14日に開かれるフリーゲージトレイン(軌間可変電車)の開発に関わる専門家の技術評価委員会を「注視する」とした上で、2022年度の暫定開業時の誘客に向けソフト事業に全力で取り組む考えを強調した。佐賀空港の今後の利活用に関しては、福岡県南部を中心に県境を越えた利用促進に取り組む姿勢を示した。

■新幹線長崎ルート

 -専門家による技術評価委員会が14日に開かれる。これまでの報道で、計画通りのフリーゲージトレイン導入は難しい雰囲気もあるが、どう思うか。

 知事 国との関係では、評価委員会で一定の方向性が出されると思うので注視したい。私の中で頭がいっぱいなのは、暫定開業時にどれだけ武雄や嬉野に光が当たり、多くのお客さんが来てくれるのかということ。特にソフト事業が重要だと思っており、懸命にやっていきたい。

■佐賀空港の活用

 -佐賀空港が国交省の「訪日誘客支援空港」に認定された。今後どのように活用していくのか。

 知事 非常に高い評価を受けていると聞いている。海外にプロモーションしていても感触的にはまだまだいけると思う。佐賀空港は九州全体の中心で、九州周遊として活用する価値がある。特に福岡県南部で本来は佐賀空港を使った方が利便性がある多くの皆さまが、ほかの空港を使っているデータがある。県境を越えた取り組みを充実させることができれば、九州、アジアの中心といった方向性も夢ではないと思っている。

■玄海1号機の廃炉

 -玄海1号機の廃炉に関する事前了解で、県は専門部会の意見を聞いていない。今後の位置付けは。

 知事 事前了解したのは解体工事準備期間の工程で、放射性物質に汚染された設備の解体は入っていないので、今回はそういった形になった。これからさまざまな工程があるので、専門部会にどう助言をいただくのかは状況に応じて考えたい。今後、意見を聞く機会がないとは言わない。

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