武雄市東川登町の長崎街道を巡るツアーで、復活した街道を歩く参加者

木が倒れ、道も荒れて通れなくなっていた整備前の長崎街道=武雄市東川登町の大山路地区

 武雄市東川登町の有志が、荒れて通れなくなっていた長崎街道を整備して“復活”させた。長崎街道は道路化や区画整備などで昔の面影を残すところは少ないが、この地区の街道は山中にあったため雰囲気は昔のまま。木々に囲まれる山道を行き来した往時の姿がよみがえった。

 町の歴史や行事を記録すした「我が町 ふるさとめぐり」発行のため長崎街道を調べていて、大山路地区に倒木が道をふさいでいる街道跡があることが分かった。町の「おやじの会」を中心にした有志で“復活”させることにした。

 整備したのは渕の尾ダム南側の約500メートル。昨年末からのべ30人ほどで整備した。ヒノキや竹などの倒木や古い木を取り除いて歩けるように整地。大木は業者に依頼して切った。昔の姿を思い起こせるよう、自然な山道に戻すことを心がけた。

 町内の長崎街道を巡るツアーもこのほど開かれた。子どもを含めて約40人がよみがえった街道や、旧街道から場所を移された橋などを見学して、江戸と長崎を結んだ歴史を振り返った。

 整備した「おやじの会」の山口茂麿会長は「すがすがしい、いい道になった。昔と同じような風景が残るのは、近くでは嬉野の不動山あたりにあると聞く。町の歴史や昔の姿を再確認するきっかけになった」と喜んでいる。

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