NASAの探査機ジュノーが接近して捉えた木星の大斑点(NASA提供・共同)

木星の表面にある赤い大斑点(左上)に近づく探査機ジュノーの想像図(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同=浅見英一】米航空宇宙局(NASA)は12日、無人の木星探査機「ジュノー」が、木星の最も特徴的な模様である赤い大斑点を、上空9千キロまで近づいて撮影した画像を公開した。大斑点の正体は「太陽系で最大」とされる嵐。渦巻く大気が複雑な形状を作っている様子が捉えられている。

 探査機が、斑点にこれほど接近したのは初めて。巨大な嵐が吹き続ける仕組みの解明につながりそうだ。

 赤道付近にある大斑点は直径が1万6千キロもあり、地球がすっぽり入ってしまう大きさ。木星のしま模様を作っている雲の流れに挟まれて回転しながら、350年以上は存在しているとみられるが、そのメカニズムは謎に包まれている。

 ジュノーは2011年8月に打ち上げられ、昨年7月に木星を回る楕円(だえん)軌道に投入された。木星に近づいたり離れたりしながら約50日かけて1周し、観測している。今回の画像は6回目の接近で撮影した。

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